戦争と戦時救護 -未来につなぐ博愛の心-

ごあいさつ

 維新を経て明治・大正・昭和と移り変わる中で、日本は日清戦争、日露戦争など世界で繰り広げられる戦争の波に飲み込まれていきました。世界大戦と呼ばれた戦争でも多くの方が亡くなり、今もその爪あとに苦しむ方達がいます。

 戦時中、傷病者たちには衛生兵だけでなく、日本赤十字社の救護員たちも救護にあたりました。第二次世界大戦では戦局が広がる中、日本赤十字社での活動は戦時救護が中心となり、そのさなかに命を落とした救護員たちも、少なくありませんでした。

 日本赤十字社の初代社長である佐野常民は、人道的組織が世界に広まることが本当の文明開化と考え、博愛の心を胸に赤十字事業に力を注ぎました。西南戦争の折に救護団体をつくるために奔走し、日本赤十字社として新たなスタートを切ってからは、より一層社業の発展に力を尽くしました。

 戦後から75年。戦争を知る世代が少なくなる中、その歴史の風化が懸念されています。当館では今一度、赤十字の活動について立ち返り、その理念と、佐野が大切にした「博愛」「人道」の心を発信するため、「戦争」「戦時救護」というキーワードから企画展を開催します。

期間

2020年8月1日~2020年12月20日

開催時間

【開催時間】 9:00~17:00
【休館日】 毎週月曜日(祝日の場合翌日)、年末年始
【臨時開館】 8月3日(月)、11日(月)、17日(月)
期間中展示替えあり(10月15日~10月19日の間展示作業)

場所

佐賀市佐野常民記念館 (佐賀市川副町大字早津江津446-1)

入場料

【観覧料】
大人300円
小・中・高校生100円

お問い合わせ

佐賀市佐野常民記念館 0952-34-9455

MAP

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