没後150年 草場佩川 ―奇才の遺産―

今から150年前の慶応3年(1867年)10月末、佐賀藩校弘道館の教授をつとめた草場佩川(くさばはいせん/1787年~1867年)が数え年81歳で死去しました。幕末維新に活躍する副島種臣、大隈重信、江藤新平等の優れた人材を輩出した弘道館教育の中心人物、草場佩川の業績と遺された多彩な作品や資料を紹介する展覧会を開催します。
 多久の出身の佩川は、早くから学問をはじめ詩文と書画で頭角をあらわし、文化8年(1811)25歳の時、対馬で行われた朝鮮通信使との幕府側応接に加わり、その詩文や書画を披露、通信使たちから「奇才」と絶賛され、広く知られる存在となりました。やがて佩川は、佐賀藩主鍋島直正の推挙で藩校弘道館に採用され後に教授をつとめる一方、豊かな才能を発揮して多くの漢詩と書画を制作、佐賀藩を代表する文化人として活躍しました。
 この展覧会は、草場佩川の初めての本格的な展覧会で、多久市教育委員会と共催して展示資料の一部を多久市郷土資料館でも展示します。この機会に、ぜひご覧ください。

期間

2017年12月22日~2018年2月4日

開催時間

9時30分~18時

場所

佐賀県立博物館(3号展示室)

入場料

無料

お問い合わせ

佐賀県立博物館、多久市教育委員会
0952-24-3947(佐賀県立美術館)

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