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今回のえびす顔


  • 佐賀城下栄の国まつり前夜祭実行委員会代表堤美恵子さん
    • 老いも若きも袖摺りあって、楽しみましょう!
    • 第30回の「えびす顔」は、佐賀市の夏の祭『佐賀城下栄の国まつり』。市民総参加の祭として、毎年多くの人で盛り上がりをみせています。そのなかでも、初日に行われる前夜祭の主催と、祭の最後を飾る“総踊り”を指揮されている堤美恵子(つつみ みえこ)さんにお話を伺いました。ぜひご覧ください。



  • 出身はどちらですか?

    出身は佐賀市の旧牛島町です。今は、東佐賀町と言われてますね。
    現在は多久市に住んでいます。稽古場を備えた家として平成15年に多久市に移りました。
  • どうして多久に稽古場を造られたんですか?

    私たちは太鼓もするし、チャンバラもするからやっぱり音がうるさくなってしまうんですよ。
    本当は佐賀市内で探していたのですが、なかなか条件に合う場所が見つからなかったんです。そんな中、名士劇を教えに多久へ稽古に行ってたんです。その時、多久の方に良い場所を紹介してもらいました。市内と違って、ここは、周りに家もないので音を気にせずに練習に集中できます。それに場所を借りる必要もありません。もちろん佐賀での稽古もありますので、佐賀と多久を掛け持ちで稽古しています。毎週、日曜日は、にわか、芝居、踊りの稽古。平日にも佐賀からお弟子さんが稽古に来ることもありますし、ここでは、舞台の背景画を描いたり、大道具を作ったりもしますよ。
  • まずは、踊りを始めたきっかけを教えて下さい。

    家がもともと洋裁店で、家の二階で踊りの稽古が行われてました。踊りの先生が二階に下宿されていたので、稽古をはじめたのがきっかけです。当時は、テレビもなく娯楽もないし、どこの地域も踊りが盛んに行われてましたね。それから日本舞踊を本格的に勉強しました。5才の頃には、佐賀劇場の舞台にたったときいています。でも、中学、高校くらいからは遊びも覚えて一時中断しましたね(笑)。
    それからしばらくして、結婚後落ち着いてから、また始めることにしました。
  • “佐賀にわか”もされているんですね。

    もともとは芝居はやっていなかったんです。太鼓をやっていて、民舞太鼓という団体を立ち上げた時に“佐賀にわか”の筑紫先生にも非常にお世話になっていたけど、何のお礼もしていなかったので、先生の佐賀公演の時には楽屋に行ってお手伝いしていました。そんな時、ある日突然、先生から「そろそろ楽屋にばっかりおらんで、踊りで舞台にでてよかろうもん!」と声をかけられました。弟子入りをしたわけではないのですが、お手伝いとして、音響等の裏方をしていたので、芝居の流れもよく理解していました。それで、欠員の出たときなんかは出演もしていました。それから芝居もするようになったし、 “にわか”をはじめたきっかけです。
  • 栄の国まつり前夜祭について教えて下さい。

    太鼓をはじめて10年くらいたった時に佐賀ん街の賑わいづくりのために何かしたいなという思いがありました。いろんなところで祭の前夜祭が行われていたので、佐賀でもやろうということになりました。でもひとりではなかなか不安だったので、筑紫先生に力をかしてもらえますか?と相談しました。すると、「そりゃ良かこと!!私でよかなら力になるさい!」という言葉をもらったのですごく心強かったです。
  • その中でも名士劇は人気がありますよね。

    前夜祭がはじまってから5年ほど経った時、他県で名士劇というのをやっているのを知って、佐賀でもやってみたいと思ました。すぐに当時の市議長さんに声をかけ、「やろう!やろう!!」という話になり、知事や市長にも連絡してもらいましたね。今年で17年目になりますが、佐賀の著名人の方には、ほとんど出演いただいています。今年の演目は「清水の次郎長」。この名士劇の台本も私が書いているんですよ。
  • まつりの最後を飾る“総踊り”について教えて下さい。

    私が指揮するようになったのは、平成2年くらいからですね。
    それから5年くらい経ってから、佐賀県の歌としてできた「栄の国から」という歌があるんですが、佐賀県から「振り付けをして下さい」という正式な依頼がありましたので振り付けをしました。
    そして、玄海町でおこなわれた県内の各婦人会の集まりにも踊りを教えに行きましたね。それがきっかけとなって県内の各地域に広まっていったんです。そして栄の国まつりの中でも、婦人会や地域の女性の会の皆さんがこれを踊りたいと言って下さったので、総おどりでも取り入れ、踊るようになりました。佐賀県の歌として定着しているので、各地に踊りの講習に行ったときも、皆さん覚えていらっしゃるんですよね。「栄の国まつり」はイベントではなく、祭なんです!みんなで盛り上げていかないといけないと思います。本当に市民総参加になったらいいですよね。
  • 今後の目標を教えて下さい。

    熊本のばってん荒川、福岡の博多淡海、そして佐賀の筑紫美主子という“にわか”の3大大御所がいらっしゃいました。私が筑紫先生の跡を引き継いでから十数年になりますが、これからも大事に残していかなければならないと思っています。そのために、佐賀にわかの後援会をつくろうと思っていますし、今年の秋には自主公演も開催予定です。そして、今後は、観光客の方にも見て頂きたいと思っています。
  • 趣味はなんですか?

    絵を描くことかな。ここにある絵も私が描いたんですよ。だいたい一つの絵を完成させるのに1~2ヶ月くらいかかります。
    小さい頃から絵を描くのは好きでしたね。一時期(3年間くらい)は、唐津の曳山の絵ばかりを描いていた時期もありました。佐賀少年刑務所にも私の絵が飾ってあります。そして、踊ること、歌うこと、それにお花や植木も大好きです。
  • 佐賀市の観光ついて思うところは?

    よそのマネをしてもダメ!!風土が違うし、マネをしても、いい味が出ない。
    佐賀の観光っていうのは派手さはないが、佐賀には佐賀の良さがある。それに、佐賀の歴史というのはすばらしいものがあると思います。ただ、今の時代にあったような観光PRをやっていく必要はありますよね。また、観光地では、佐賀城本丸や大隈記念館などすばらしいと思うんですが、やっぱり点になっているんですよね。点と点を結んでいくようなルート作りが必要。お客さん自身が歩いて楽しめる、見て楽しめるというのが大事だと思います。
  • 最後にえびす顔でPRををお願いします。

    前夜祭のお客さんは、ほとんどが口コミなんです。それでも毎年たくさんの人に喜んで来てもらっています。そんな皆さんの声に支えられてやっています。これから、もっといろんな人に参加してほしいし、栄の国まつりと一体化してもっと続けていきたい。
    そして、2日目の総踊りでは佐賀にはこんなに人がいたのか!!と思うくらい大勢の人に参加してもらって、毎年ビックリします。踊り講習で佐賀市各地をまわるときにも、皆さんものすごく熱心に練習されます。それはすごく嬉しいことですし、とてもありがたいです。だからこそ我々がもっとまつりを盛り上げていかなければいけないと思っています。老いも若きもひとつになって、“袖摺りあうのも何かのご縁“ということで、皆さんに楽しんでもらいたい。市民総参加の総おどりにぜひご参加下さい。
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