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今回のえびす顔


  • バルーン工房WindRoad代表重松由紀子さん
    • バルーンって一人じゃできないですもんね!
    • 第10回の「えびす顔」は、10月30日から11月3日まで行われる佐賀市のメインイベント「2008佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」の開催にちなみ、佐賀のバルーン界を支えていらっしゃるバルーン屋さん「バルーン工房 WindRoad」代表、重松由紀子(しげまつ ゆきこ)さんにお話を伺いました。バルーンとの出会いや貴重な体験など楽しくお話しいただきました。ぜひご覧ください。



  • ご出身は?

    私は純粋に佐賀市生まれの佐賀市育ちです。2年間だけ福岡に出ましたけど、それ以降はずーっと佐賀市ですね。
    福岡から戻ってから10年間佐賀市内の幼稚園に勤めてました。子供たちって日々違う表情じゃないですか。そんな子供たちと接するから毎日面白いし、色んな経験を得られるし。今振り返ってもすごく楽しい仕事でしたね。いい経験をしたなぁって思います。ただ、すごくエネルギーを使う仕事だから、今やれと言われても、もう無理です!(笑)
  • バルーン(熱気球)との出会いのきっかけを教えてください。

    幼稚園に勤務していた頃は、佐賀でバルーンが飛んでいることすら知らなかったですし、当時、バルーンが飛んでいる朝は仕事で忙しくて、土日なんかは疲れて思いっきり寝てましたから(笑)。
    そんな頃、確か1984年の秋だったと思うんですが、ある日の午後、子供たちが騒いでたんですよ。「気球が飛んでるー!!」って。何と幼稚園の上を気球が飛んでるじゃないですか。当時の幼稚園には屋上がありましたから「みんなで見に行こう!」ということになって、担任してたクラスの数人を連れて屋上に上がったら、けっこう低空で飛んでくれてたんでしょうかね。わりと身近に感じるような飛び方をされてて。その時、私も初めてバルーンを見たんで、「うわぁ、スゴイなぁ。」って関心してたら、子供たちって素直に表現するんですよね。一斉に「先生、乗りたい!!」って言うんです。私も乗りたいなぁって、ふと思っちゃって。
    私は血液型のせいでしょうか、「欲しい」とか「経験してみたい」って思ったら、1回ゲットしないと気がすまない性格なんです(笑)。「1回は乗らなきゃ!」って強く思ってしまって。それが最初の出会いですね。
  • バルーンに初めて乗ったのはいつ頃ですか?

    そこから色々とバルーンについて調べたんですね。そしたら「かちがらす」っていう佐賀のバルーンチームの名前が判明しまして。そんな時、テレビに「かちがらす」のバルーン関係者が出演されているのを見たんですね。現在の佐賀インターナショナルバルーンフェスタ組織委員会の水町会長でした。
    私、電話帳で調べて即攻で水町さんに電話しましたよ!そしたら、ご本人とお話できて「土日には河川敷で飛んでいるから見に来ていいよ」と誘っていただきました。それで、1ヶ月後のお正月にたまたま河川敷の横を車で通ったらバルーンがふくらんでて。「チャ、チャンス!!」。一目散にバルーンの所まで駈け寄りました。ようやくバルーン関係者と接触できたんですね。偶然の重なりでこれは何かの縁だ!と感じましたね。
    翌日一人で早起きして、いよいよバルーンに乗せてもらいました。それはもう、すっごい感動!「バルーンやりたい!」「やらなきゃ!」って直感しました。とっても穏やかな天候で、空から下を見たらマッチ箱みたいなお家が並んでて、オモチャみたいな車が走ってる景色がすっごい良くって。怖いとかそういう気持ちは全くなかったです。それで、次の週には早速バルーンチームに入れてもらいました(笑)
    それまでは、独りで行動することは苦手だったし、人前で話すのもダメだったんですよ。ホントに引っ込み思案で。まわりからはビックリされましたね。私の中では大きな変化でした。短い期間にトントンと物事が決まって。その時バルーンの方々に出会えたことに感謝してますね。
  • では、「バルーン工房WindRoad」を始められたきっかけは?

    はい。幼稚園を辞めたのが1990年の3月で、1年間はやりたいことやって他の仕事を探そうかなっていう頃でした。
    その年の11月、バルーンフェスタが終わった時にバルーンフェスタ組織委員会の事務員さんがお辞めになったので、4ヶ月間のつなぎ役としてお手伝いで組織委員会に入ったんですよ。でも次の方が見つからなくてもう1年お世話になりました。ただ、バルーンチームの活動もやってましたので、両方やるのは難しいと思って別の仕事を探そうとしていた時でした。
    北海道でバルーンの輸入販売や修理などをする専門店を営んでいた(株)BEEの阿部さんという方と世間話をしてたら、「じゃあ、佐賀に㈱BEEの支店出すか!?」「うん、出そう、出そう。」っていうノリで決っちゃって。すぐに場所決めて数ヵ月後には支店を出すことになったんです。ものすごいテキトーでしょ(笑)。いやぁ、ラッキーでしたね。私は恵まれた人間です(笑)。
  • 突然始まったお店の経営は大変だったのでは?

    あっという間に始まったんで、最初は何をするのかも分からないままでしたけど、バルーンチームもどんどん増えてきて、数百万円するバルーンが年間6~7機ぐらい営業しないでも売れるような上り調子な時期でしたね。1992年から1994年ぐらいは佐賀のバルーン界は盛り上がってました!
    最初は2,3年のつもりが結局13年間お世話になりました。一旦、(株)BEE佐賀支店は2005年11月で閉店しましたが、準備期間を経て2006年5月に「バルーン工房WindRoad」を開店することができました。バルーン機材の販売と修理全般がメインで、バルーングッズの販売もやってます。一番問合せが多くて人気があるのは提灯型のペーパーバルーン。大・中・小があって売れ筋商品ですよ。それからバルーンのロゴが入ったハンドタオルはたくさん買って行かれますね。
  • バルーンのパイロット免許はいつ取得されたんですか?

    私は1988年の1月ですね。5年ごとに更新してます。私の場合、のどかな時代にパイロット試験を受けましたから、今受けたら受からないかも(笑)。
    今の免許証は簡易なものなんですけど、私が取る前の頃の免許証は革のようなカバーが付いてて、重みのあるしっかりしたモノだったんですよ。かっこいいーって感じの。私、アレが欲しかったのに、いつの間にかラミネートになっちゃいました(笑)
  • バルーンに興味がある方、パイロットになりたいという方はどうしたら良いですか?

    何はともあれ、バルーンに関心を持たれたら、私のお店で結構ですので、ぜひ問い合わせしてみてください。それで、お問合せがあれば、どんな風に関わりたいのか状況を伺ってから色んなご案内のやり方がありますからね。それもまた出会いですしね(笑)。
  • 印象に残っているバルーン大会は?

    海外には4ヶ所行きました。カナダとオーストリアの世界選手権、アメリカのグレンズフォールズ、それとオーストラリアですね。
    カナダは初めての海外だったんですね。景色もすごく綺麗だし感動したんですけど、世界選手権という大会だったんで、どちらかというとものすごいハードだったのを覚えてます。オーストリアも同じくかなり疲れました(笑)。その点、オーストラリアはすごくのどかで、空も景色も人も観光も全てが楽しめましたね。
    一度行くとまた海外行きたいって思いますね。言葉は全く話せないけど。でも、大会に参加してバルーンを飛ばす時のピーンと張り詰めた緊張感と、普段のスタッフの和やかな雰囲気とのギャップというか変化が好きですね。
  • 世界と比べると佐賀の大会はどういう印象ですか?

    やっぱり日本の大会は親切でしっかりした運営だと思います。
    海外では、頼んでおいた機材が手に入らなかったり、荷物運搬にすごい時間かかったり。空港までのお迎えの車が何時間も来なくてイライラしたり。なかなかスムーズに行きませんね。その点、日本はそんなトラブルは少ないですよね。
    それから、海外のあるところでは、バルーンにお客様を乗せてフライトをして、着陸した所から歩いて町並み散策をしながら離陸地点まで戻るっていうツアーが、シニアの方に好評らしいんですよ。そういうことが将来的に佐賀でできると面白いですよね。
  • 佐賀インターナショナルバルーンフェスタでの重松さんの役割は?

    バルーングッズ販売の売店ブース運営と、リペアーセンターの運営です。
    リペアーセンターとは参加チームのバルーンが破けたり傷ついたりしてダメージを受けた際に修理を行うところです。私のチームのスタッフは、幸い佐賀大会の運営者になりますので、大会には参加できません。ですから、期間中は割り切って売店やリペアーの仕事を楽しんでやってます!でも、最初の2,3年はバルーンを遠くに見ながら、私はなぜ売店にいるのかしら、っていう寂しさもありましたけどね(笑)。
  • バルーンに関わってこられて一番良かったことは?

    バルーンに関わると、空を飛べることも楽しいですし、色んな所に行けて、綺麗な景色を見てきたことも私の宝物ですけど、何が一番良かったかと聞かれたら、「人との出会い」ですね。ものすごくたくさんの人と出会って、全国にたくさんの友達ができたことが一番です。
    「バルーニング」と呼ばれるバルーンに関わる全ての活動によって色んなものを得ることができたと思ってます。バルーンって一人じゃできないですもんね。
    ご縁ってスゴイなって思ったのは、今年の2月にバルーンで太平洋横断にチャレンジしようと佐賀に来られてたアメリカのトロイさんという方のお世話やお手伝いをいろいろとやってたら、トロイさんのお誘いで、今年アメリカのアルバカーキ(世界最大のバルーン大会)に行けることになりました!他にも、トロイさんのメンバーでバルーンを作っている方と知り合いまして、「勉強に来ないか?」って誘われたのをきっかけに、今年の7月に初めて単身でアメリカにバルーンの勉強に行って来ました!これまた英語話せないのに(笑)。
  • 最後にえびす顔でPRををお願いします。

    なんと言っても「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」ですね。今年は10月30日(木)から11月3日(祝・月)までの5日間。佐賀市の西側、嘉瀬川河川敷で盛大に開催されます!
    毎年約80万人のお客様がお見えになって、バルーンも世界中から100機以上が大集合します。必見の価値ありですよ。ぜひ佐賀へお越しくださいね。スタッフ一同お待ちしております!!
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