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さがばい!えびす顔リレー

今回のえびす顔


  • 佐賀市漁村女性の会 代表 古川由紀子さん
    • 海苔に恋してしまいました!
    • 第2回の「えびす顔」は、有明海の宝「佐賀海苔」に情熱を注いでいらっしゃる「佐賀市漁村女性の会」の代表・古川由紀子(ふるかわゆきこ)さん。第1回に続き、才色兼備な佐賀の女性の登場です。



  • 古川さんのご出身はどちらですか?

    東与賀(ひがしよか)町(※平成19年10月佐賀市と合併)ですよ。
    今の佐賀市西与賀町に嫁いで、その嫁ぎ先の近所に海苔漁家がたくさんあって、私も漁協の職員として海苔に関わることになりました。
  • では、海苔に関わるようになってから何年目ですか?

    家庭の事情で離れていた時期もありますけど、17年になるでしょうか。
    平成3年から始めて、一昨年、漁協を退職しました。嫁いだ頃は、回りが海苔業者の人ばっかりでしたから、毎日、毎日、海苔にまみれて・・・。それからですね。私が海苔に恋してしまったのは!(笑)
  • 自慢の海苔のことについて教えていただけますか?

    実は海苔は二期作なんですね。10月初旬に海苔の種つけをして、11月上旬に最初の海苔が取れます。それを「秋芽網(あきめあみ)」と呼んでいます。そして、種付けした半分を、芽がついた状態で網ごと冷凍保存するんですが、それは「冷凍網(れいとうあみ)」と呼ばれています。最初に採れるのが一番摘み、次が二番摘み、三番・・・となっていきます。回数を重ねるごとに葉体が硬くなるから味も落ちて、値段も下がるんですね。一番摘み海苔は柔らかくて甘みもあるので、高級ギフトなどに出回ります。
  • 有明海の海苔の特徴はどういうところですか?

    有明海の海苔は、他と比べてとっても甘くて柔らかいのが特徴です。有明海は独特の支柱式漁場と言って、合成の支柱を立てて、網を張り込んで、太陽に当てたり、海水に浸けたりして網の上げ下げを繰り返し行います。日光を当てることで、関東などに見られるような黒い海苔とは違う、柔らかい海苔ができるんですよ。お日様に当てることで、よりうま味成分も増して、美味しい海苔ができます。網の上げ下げについては、漁師さんがきちんと管理して手間ひまをかけてやるんですよ。それはそれは、苦労が多い作業です!潮の流れを見ながら、網の高さを調整するんです。
    ところで、一番摘み海苔がありますので、どうぞ食べてください。(スタッフ試食・・・)
  • やっ、柔らかい!甘いし、香りがとってもいいですね。美味しいです!(少々興奮気味)

    甘いでしょ!よく「味付けをしてるんですか?」と言われますが、これは海苔が持つ天然の味なんです。海苔もお茶と同じで、一番摘みが一番甘くて美味しいんですね。ちなみに秋の一番摘みの最高値は、1枚300円でした。秋芽は出来がよかったので、いい値が付きましたが、冷凍に関してはどうでしょうかねぇ。1回目の入札は値がいいから、皆さん寝ずに頑張るんですよ!
  • 摘み取りはいつ行うんですか?

    一番摘みの時期は深夜に作業が始まります。お日様が昇ると海苔は細胞が光合成して動き出します。だから、夜海苔が眠っている間に陸に上げて、明け方から乾燥させます。有明海苔は奥が深いですよ~(笑)。
  • 海苔の加工品業を始められたきっかけは?

    海苔に関わる皆さんの苦労が分かるだけに粗末にはできなくて、生産者の熱い思いが1枚1枚に込められていますから、1枚も無駄にしないようにと、加工品事業を立ち上げました。将来的には会社組織になるよう頑張っています。最初は漁協の女性部で傷の入った海苔を持ち寄ってスタートしました。平成12年でしたね。昔の傷海苔といえば、自家消費したり人にあげたりしてました。今は、昔ほど傷海苔は出なくなりましたけどね。破れ箇所が3センチ以上あってはいけないとか、厳しい入札審査の基準があるんです。
  • 加工品は何種類ぐらいあって、どこで購入できますか?

    4種類です。1番のヒット商品は「焼きのりアイス」ですね。今は、色んな種類の佃煮を開発してます。アイスの販売は、JAさが産直「街かど畑」のみ。インターネットでも受け付けています。今年で8年目ですが、ようやく認知度が出てきたかなと思います。種まいて芽が出てきたかなという感じですね~。
  • 古川さんにとって有明海苔とはどんなものですか?

    私がお付き合いをしている生産者の皆さんは胞子から育てた種で海苔養殖をされるんですよ!普通、種づくりは専門業者に任せますけど。病気に強い美味しい海苔を作るには、まずは種作りが重要だ、という持論があるから1年間休まず頑張るんですね。その様子を知っているだけに、大事にしたいと思いますし、そんな生産者の熱い思いを伝えるのが私の役目だと思っております。人は海苔バカと言いますけどね(笑)。反対もあり、高いハードルもありましたけど、これまでやってきたことを無駄にしたくなかったので頑張っています。少しでも注文が来る間は続けていきたいと思います。
  • 佐賀市の観光について思うことは?

    昔は海苔のPRや体験観光のようなことを漁協でやってましたけど、最近は生産に負われてしまって、なかなか情報の発信がうまくいってないですね。実は、私たちは有明海沿いの国道444号線を「海苔街道」って呼んでるんですよ(笑)。美味しい海苔が食べられたり、どこにもない有明海の干潟を見られたりできることをもっともっとPRしたいですね。
  • ずっと頑張ってらっしゃる古川さんがホッとする瞬間は?

    唯一、孫とふれあう時ぐらいでしょうか。孫はかわいいですからね。2歳なんですけど、海苔がとっても大好きで、有明海苔以外のものは「食べない!」って言うんですよ。違いが分かるみたい。でも、今は片時も仕事のことが頭から離れませんね(笑)。
  • 最後にえびす顔でPRをどうぞ!

    皆様、有明海のおいしい「一番摘み海苔」をどうぞ食べてください。まずは、地元の方に食べていただき、自信を持って多くの方にお勧めしていただきたいですね。水揚高・売上高は過去4年連続、日本一の海苔ですから!!
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