



今回のえびす顔
記念すべき第1回の「えびす顔」は、佐賀市中心街にある老舗宿「旅館あけぼの」の女将・音成洋子(おとなりようこ)さん。気品漂う笑顔が印象的な女将さんにお話を伺いしました。
女将さんのご出身はどちらですか?
私は、生まれたのは唐津ですが、育ったのは佐賀です。趣味や特技はありますか?
特技なんてございません。旅館あけぼのについて教えてください。
創業は明治22年。来年創業120年(4代目)になります。創業時は白山町の長崎街道沿いにありました。明治の頃に6ヶ月間滞在していたのが青木繁(明治期の洋画家)でした。他にもたくさんの芸術家に愛されてたそうです。大正になって八幡小路に移りまして、少しずつ拡張しつつ増築しながら今の中の小路までの敷地となりました。以前は建物の真ん中を川が流れてまして、端と端で町名が別れるぐらいの長さだったんですね。老朽化でほとんど解体されましたけど、現在のロビー部分が昔は一番新しい建物です。唯一残せたことが良かったなぁと感じています。女将さんの仕事とは?
一般的には華やかなイメージですけど、裏方に徹する部分がほとんど。お客様をお迎えする前準備がきちんとできているかが重要になりますね。料理や器の段取り、お部屋チェック、事務作業、挨拶回りなど、数え上げたらキリがないですね!女将さんとして嫁いだ訳ではなかったので、最初は呑気に構えてましたけど、いつの間にか女将さんをやってましたね(笑)。20年ぐらいになるでしょうか。私なんてまだまだですけど。
おもてなしのこだわりは?
お客様がゆっくりと1日を過ごせるようにすること。お見えになった時に、付かず離れずの距離を保って、美味しいお料理を出して、静かにお過ごしいただけたら、ということをいつも考えております。えびす顔(笑顔)の秘訣は?
何もやってないですよ!特に意識しないんですが、自然と笑顔は出てきますから。以前、女将が集まるセミナーに参加した時、講師の方から「あなたの笑顔が一番自然で良い。」と、褒められたんですね。その時、ふと笑顔の大切さというのを感じましたね。心からお客様をお出迎えする気持ちが自然と笑顔にするのでしょうか。佐賀市内でオススメの場所は?
お泊りのお客様には佐賀城のお堀周辺の散策をオススメしています。また、春は「多布施川さくら道」が一番ですね。あけぼのでは自転車をお貸ししてます。サイクリングされたお客様に「きれいだった〜。」と、すごく喜んでいただけるんですよ。佐賀市の観光について思うことは?
佐賀城本丸歴史館や佐賀城下ひなまつりで活躍されている観光ボランティアガイドさんは素晴らしいですよね。見るだけではつまらない旧所・名跡も、薀蓄を上手に語りながらガイドしていただくと嬉しいですもの。ガイドさんからは、「私は佐賀がどがんでん好いとっとさ〜」っていう温かい気持ちが伝わってきます。ほんとにガイドさんの力っていうのは凄いなと思います。今後は、名所・旧跡ばかりでなく路地裏散策なども観光資源になり得ますので、ガイドさんの育成が大切になるんじゃないでしょうか。最後にえびす顔でPRをどうぞ!
あけぼのには、陶芸作家で人間国宝の酒井田柿右衛門・中島宏作の器や今泉今右衛門作の器も取り揃えてございます。遠来のお客様には、特にその器に盛り付けます佐賀でしか召し上がれないお料理を、ぜひご堪能いただきたいと思います。皆様のお越しを、笑顔でお待ちしております。Copyright © 2007 佐賀観光協会. All rights reserved.